ルーヴル(パリ)・リサイタル
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人気ランキング : 40,357位
定価 : ¥ 2,800
販売元 : ユニバーサルクラシック
発売日 : 2001-11-03 |
価格:¥ 2,520
納期:通常24時間以内に発送 |
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庄司さんは、とても鋭いリズム感を持ったヴァイオリニストだと思います。ライヴでこれだけ集中力の高い演奏ができるのですから、その才能は桁外れに大きいのだろうと思います。判断力の速さと適確さ、情熱的でデュナーミッシュな演奏スタイル。超一流だと思います。
この人はどんな音楽家になっていくのでしょうか? 精神的な力には限界があります。精神力に依拠しすぎた演奏スタイルを確立してしまうと、加齢によって集中力に衰えが生じたときに演奏できなくなってしまいます。庄司さんの密度の濃い演奏は、行き過ぎると窮屈で重苦しい音楽になってしまう危険もあります。個人的には、伸び伸びと、楽しみながらヴァイオリンを弾くタイプの音楽家になってくれることを願っています。
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若い音楽家を聴く場合、将来性を買って「(今はまだまだだけど)10年後が楽しみだなぁ」という聴き方をすることが多い。いわば青田買いの気分であり、そうした成長を見守る楽しみというのは、「大人」の音楽家の演奏を聴く場合には味わえないものがある。もちろん、まだ10代の庄司紗矢香がこれから日進月歩の勢いで成長していくことは疑いの無いことであり、そういう意味で最も楽しみな若手演奏家の一人である。しかしながら、彼女の場合、若い芸術家にありがちな、音楽的に浅薄であるとか、荒削りであるといったこととは無縁である。何しろ、初めて彼女の演奏を聞いた時(当時は16歳ぐらいだったと思うが)、「この子、この年でここまで到達してしまって、これから何をするんだろう。何を目標に!!イオリンを弾いていくのだろう」と、一種、余計なお世話な感想を持ってしまったぐらい、非の打ち所の無い演奏だったのである。
今回のルーヴル美術館でのリサイタル・ライヴは、ライヴとは思えない出来である。音程をはじめ技術的に危うい所も無く、非常に安定感があり安心して聴いてられる。しかし、全体に非常にきちんとした印象ながらも、この人の最大の美点はテクニックにあるのではなく、情熱的とも言えるその歌心なのである。特にブラームスのソナタ、ツィガーヌの堂々とした歌いっぷりは一聴の価値あり。☆4つなのは、選曲の渋さゆえ(あくまで私の好みの問題だが)。
| オススメ度 |
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前作とは一変した作品。より重心を低く置き、ロマン溢れる各曲を揺らぎの無い演奏でこなしている。
音楽に対する、溢れるような強い思い入れが、見事にあの細い弦の上に紡ぎ出され、不思議と「ヴァイオリンはとても小さな楽器である」ことを思い出させる。それは同時に、彼女の胸の奥に秘めた無限の情熱を物語るようにも思えた。
天才ヴァイオリニスト庄司紗矢香はここで生まれる。独断と偏見によるものではあるが。