サッカーワールドカップドイツ大会を機に、もっと親しもうドイツクラシック
サッカーワールドカップドイツ大会が開催される。これを機に、スポーツだけでなく音楽にも親しんでみよう。聞こえてくる音楽から、ドイツ人の気質を知ることもできるかもしれない。ドイツには音楽史上に名を残した作曲が多く輩出している。シューマン、メンデルソゾーン、ワーグナー・・・。誰でも一度は耳にしたことがある名前だろう。でもドイツの三大作曲家といえば、彼らに白羽の矢が立つ。バッハ、ベートーヴェンそしてブラームスである。18世紀はじめに活躍したバッハは、音楽の父とも言われ、対位法を確立しバロック音楽の頂点にたつ作曲家。「運命交響曲」で有名なベートーヴェンは、18世紀後半から19世紀にかけて活躍した。25歳の時から耳の病気に悩まされ始め、一時はハイリゲンシュタットで遺書を書くほどになった。自殺は思いとどまったものの、ついに耳はまったく聞こえなくなる。ただそんな中で作曲された楽曲は、どれも名曲と呼ばれるものばかりとなった。高い精神性と頑迷さ。それがベートーヴェンだ。もう一人のブラームスは、19世紀に活躍した、ドイツロマン派音楽の巨匠である。ロマンチストでありながら気難しい、言ってみれば損な性格の持ち主だった。ドイツ三大Bと呼ばれる彼ら3人の音楽を、今宵ゆっくり聴いてみてはいかがだろうか。

ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ全集

ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ全集

人気ランキング : 8,556位
定価 : ¥ 12,800
販売元 : ユニバーサルクラシック
発売日 : 1999-06-02

価格:¥ 11,520
納期:通常24時間以内に発送
オススメ度

 旧盤は持っていないのでバックハウス同士の比較はできませんが、「ディアベリ」と「ハンマークラヴィア」の演奏が(実は曲も・・)好きではありません。ので、新盤でいいのではないかと密かに思います。もともと世評とは違ってテクニックで聴かせるタイプの演奏家ではありませんので、少々枯れて(衰えて)きた位がイヤミがなくていいのでは、とも思いますし。
 今さらレコード・ジャーナリズムはこの演奏を評価したりはしないと思うので、知る人も聴く人もだんだん減ってくるのでしょう。そして、「バックハウスなんか大したことない」という伝説だけが独り歩きしてゆくのでしょう。それが時代の流れというものですね。
 正直に白状してしまえば、ベートーヴェンが嫌いな(!)わたくしがソナタを聴けるのはバックハウスの演奏だけなのです。はは。

オススメ度

 手元にあるのはLPなので、CDの音はわからないことをあらかじめおことわりしておきます。
 バックハウスの演奏の特徴の一つが、ベーゼンドルファーの持ち味を生かした深々としたウォームな音色にあるように思う。そしてデッカのステレオ録音は、バックハウスの音を良くとらえている。
 技巧的に万全かといえば、決してそうではない。「熱情」のようなスパルタンな曲では、少々指のもつれが気になることもある。ただし、それは「気にすれば」という話であって、音楽の形を壊すような種類のものではない。
 解釈は、旧全集と「大して」違うわけではない。私が偏愛している最後の32番のソナタにしても、旧全集であろうと、カーネギーホールでのライヴであろうと、やっていることは基本的に「あんまり」変わっていない。だから、旧全集の方が良いという人の気持ちは痛いほどわかる。
 でも、人間だから、同じことをやろうとしても、同じことをやっているつもりでも、その時、その場所によって、違う結果が出る。それは、フィジカルの変化も影響するだろうし、メンタルなコンディションも関係しているのだろう。
 話を32番のソナタに戻せば、第2楽章のあの感動的なアリエッタを、バックハウスはこともあろうに、あっさりと、スピーディーに駆け抜けていく。そして、第4変奏あたりで、このテンポで走らなければならなかった理由が見えてくる。そういう設計図は、従来と変わらないのだが、曲の頂点となる第4変奏以降の部分で、えもいわれぬ「間」の感覚は、この演奏でしか味わえないもののように思う。
 同じような印象を、30番や31番にも持っていて、やはりこれは得難い全集であるという結論に達する。
 体が思うようにならない人生の黄昏時を迎えて、バックハウスはただ良い音を求めて新たな録音を遺したのか、あるいは、旧全集で言い残したことがあったのか、考えながら聴くのも悪くない。

オススメ度

 既に下記レヴュアー(三浦候史郎氏)が記されているように、僕もバックハウスのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集は旧盤(50〜54年、モノラル録音)が断然の名盤だと思います。
 更に僕の考えを付け加えると、三浦氏は新旧両録音に聞くバックハウスの技術レベルは大差がないと言われていますが、僕にはなかなかその差は大きいと聴こえます。特に打鍵のインパクトの違いは歴然として、新盤は録音がいい分、その衰えた打鍵による汚い和音が少々堪え難いとさえ思うときが少なくないのです。
 しかし、新盤にも旧盤にない聞き所はあります。旧盤はいずれも凝縮力に優れた演奏で聞かせるのに対して、新盤は技術的制約はあるもののスケールの大きさで芸術性をカバーしています。よって、第15、18、21、24、28番などは、旧盤に劣らず備えておいても無駄ではありません。
追伸:バックハウスのベートーヴェン演奏には、旧モノラル盤全集以外に、「カーネギーホール・コンサート、1954」という大名盤があります。ここには、スタジオ録音と違ったライブにおける即興性溢れたバックハウスの姿を聞く事ができます。特に、第32番は空前絶後の大名演と言って、言いすぎる事はないと思います。

オススメ度

〜バックハウスは2度のベートーベン・ピアノソナタ全曲録音を行っている。1度目は1950年から1954年にかけてバックハウス66歳から70歳のモノーラル録音。2度目は1958年から彼の死の年1969年にかけて74歳から85歳までのステレオ録音である。ただし《ハンマークラヴィーア》だけは彼の死による録音の中断のため旧録音しか残っていない。
〜〜
いずれの録音も高齢になってからのものであるが、やはり旧盤のほうが技巧的に安定している。しかし、技巧的な差は小さいと考えて良いだろう。音源は当時の録音技術の長足の進歩のためか新盤は旧盤よりはるかに良い。旧盤はホワイトノイズが聞き苦しい。
〜〜
演奏は旧盤のほうが新盤より高いテンションとモチベーションを感じさせ密度が濃い。新盤は旧盤においてすでに偉業を成し遂げたあとであるためか緊張感よりもリラックスを感じさせる。だが新盤はステレオによる新録音を残したという価値だけではなく旧盤とは違う作品に対するアプローチを示したという意味で価値を持つと思う。つまり新盤は旧盤よりおおらかで〜〜、細部の表現や技巧にとらわれない、くったくのない演奏といってもいいかも知れない。
〜〜
たとえば作品101(第28番)は新盤のほうがスケールが大きい演奏といえるだろう。他方《悲愴》第2楽章の美しさと繊細さ、味わい深さは旧盤が勝っているように思える。《ワルトシュタイン》においては旧盤ではロンドの主題の後、音楽が止まるという妙味を聴かせてくれるが新盤にはそれはない。
〜〜
バックハウスのベートーベンに対する解釈は旧盤のほうが新盤より精緻であり完成度が高いと思う。録音は断然新盤の方が良いが、バックハウスによるベートーベンの神髄を聴きたいのなら旧盤をおすすめする。〜

オススメ度

盲目的なファンなので、多少は割り引いて欲しいが、正直いってこの全集以外、ベートーヴェンのピアノソナタのCDは必要ないとさえ思っている。
演奏が時に「そっけない」とか、楽譜に忠実すぎるとか、いろんな雑音が聞こえてくるけれど、そんなものは無視するしかない。
ベートーヴェンは、古典派の終わりであると同時にロマン派の始まりと評価されている。なにしろ「精神の人」とだけ誤解されているから、必要以上に情緒過剰型で演奏するピアニストも少なくない。全くうんざりだ。
ベートーヴェンは決して情緒に溺れているわけではないし、かといって、冷酷にきわめて冷静に音楽を書いていたわけでもない。このあたりのバランス感覚をもった演奏は、バックハウスしかいまだにいない、と私は思っている。澱んだ水ではなく、清流だ。
亡くなってから既に35年以上経過しているにもかかわらず、バックハウスを超えるベートーヴェン弾きに出会えない私は不幸者かもしない。
いや、不幸者ではないな。答えは簡単だ。バックハウスを聞き続ければいいのだから。


 
 
 
売れ筋商品
このページの情報は
2006年4月5日16時29分
時点のものです。

このページのトップに戻る
『生真面目バッハ、難物ベートーヴェン。片想いのブラームス』はAmazon.co.jpのウェブサービスによって実現されています。
Copyright 2005 生真面目バッハ、難物ベートーヴェン。片想いのブラームス All rights reserved.
「妊娠したかな」と思ったら見るサイト ストレスを上手にマネジメントしよう 起業・在宅ワーク〜SOHO支援サイト 煙草〜止めたくても止められない人に 焼酎極めるならこのサイト 髪。失う人取り戻す人、その差は紙一重 有利な転職や資格取得を考える人に 占う?占わない?占いどき。 株初心者のための、おたすけガイド マンション。決めるその前に! ラーメン好きに贈る、珠玉のラーメンたち 寿司好きには堪えられないサイト 世界遺産を巡る 子育て、そして幼児教育 合格、不合格。中学・高校までは、半分親の責任 かしこく保険を比較する 資格をとろう、と思ったらまず見るサイト エキスパートに聞く一人暮らしの知恵 守れますかその対策で。わが子を我が家を、そしてあなた自身を。 大地震。守れますかその対策で。あなたとあなたの家族を。 ドイツをもっと好きになれる辞典 モーツァルトの癒す力を感じる 岩盤浴でデトックス&スリム 恋愛・結婚。人間関係を心理学でひも解けば 日帰り温泉の楽しみとおウチ温泉の悦び デトックスしてダイエット コーヒーダイエット&アンチエイジング 健康の条件、スピリチュアル かしこく早めにアンチエイジング 中性脂肪?コレステロール?それがこわくて酒が飲めるか!? 無料検索エンジン一括登録・サクっと万作まる得集♪ ストレスによる自律神経失調症状を、免疫力を高めて楽にする、自然治癒力回復所“タンマ” 美容整形外科は女の命よ プチ整形とエクステンション