サッカーワールドカップドイツ大会を機に、もっと親しもうドイツクラシック
サッカーワールドカップドイツ大会が開催される。これを機に、スポーツだけでなく音楽にも親しんでみよう。聞こえてくる音楽から、ドイツ人の気質を知ることもできるかもしれない。ドイツには音楽史上に名を残した作曲が多く輩出している。シューマン、メンデルソゾーン、ワーグナー・・・。誰でも一度は耳にしたことがある名前だろう。でもドイツの三大作曲家といえば、彼らに白羽の矢が立つ。バッハ、ベートーヴェンそしてブラームスである。18世紀はじめに活躍したバッハは、音楽の父とも言われ、対位法を確立しバロック音楽の頂点にたつ作曲家。「運命交響曲」で有名なベートーヴェンは、18世紀後半から19世紀にかけて活躍した。25歳の時から耳の病気に悩まされ始め、一時はハイリゲンシュタットで遺書を書くほどになった。自殺は思いとどまったものの、ついに耳はまったく聞こえなくなる。ただそんな中で作曲された楽曲は、どれも名曲と呼ばれるものばかりとなった。高い精神性と頑迷さ。それがベートーヴェンだ。もう一人のブラームスは、19世紀に活躍した、ドイツロマン派音楽の巨匠である。ロマンチストでありながら気難しい、言ってみれば損な性格の持ち主だった。ドイツ三大Bと呼ばれる彼ら3人の音楽を、今宵ゆっくり聴いてみてはいかがだろうか。

ブザンソン音楽祭における告別コンサート

ブザンソン音楽祭における告別コンサート

人気ランキング : 3,507位
定価 : ¥ 1,700
販売元 : 東芝EMI
発売日 : 2003-03-19

価格:¥ 1,530
納期:通常24時間以内に発送
オススメ度

有名なピアニストのラスト・コンサートの記録は色々あるが、そのなかでもバックハウスの最後の演奏会の記録ともに不朽の名作にしてNO 1の演奏会の記録である。
病気との最後の闘いの中で、音楽・芸術の使徒として責任を果たそうとした一人のピアニストの高貴にして美しい演奏が収められている。
バッハのパルティータの1音1音の深さ、確信に満ちた響きには頭が下がる。
モーツアルトのピアノ・ソナタの美しさは無垢の敬虔さに満ちており、
死期の迫った人の悲壮感、敗北感とはまったく無縁のものである。
シューベルトの即興曲も男らしいきっぱりとした響きで音楽を構成しており迷いがない。
ショパンのワルツはこの演奏会のハイライトだが、彼のショパンはことのほか男らしくりりしい演奏で、いつ聞いても背筋がぴんとさせられる。
残念ながら、ワルツ第2番の演奏は疲労のため限界が来て演奏を断念しているが、それでも立派な演奏であると言わざるを得ない。
そして最後にお断りしておくが、この作品はアナログ・レコード時代、
2枚組でアンコールのバッハのコラールも収められていた。
彼の最後の絶唱、覚悟と聴衆への感謝の演奏ともいうべき1曲が収められていないのはレコード会社の怠慢である。
CDで1枚ものにまとまめられてカットされてしまったのは、返す返すも残念の極みである。
8cmCDでボーナス・トラックでよいから収録しなおして完全版を再発して欲しい。

オススメ度

1950年9月16日、死の約2ヶ月半前、ブザンソンのサル・デュ・パルルマンにて行われたリパッティの最後の演奏の記録です。高熱を出し、注射を何本も打つながらの、文字通り必死の演奏だったそうです。その様はマドレーヌ・リパッティ夫人の感動的な小文がよく伝えています。
またこの録音はリパッティのリサイタルの様子(無論、尋常な状態ではなかったとは言え)を垣間伝えてくれる唯一のものでもあります。例えば演奏前に即興的に短いパッセージを弾いていること、モーツァルトのソナタでスタジオ盤ではしていない提示部の繰り返しをしていること、等々興味深い事実も伝えてくれてます。後半のワルツ集では一部をカットしている曲があります。本当に弾かなかったのか編集したのか分かりませんが、弾かなかったと考えると、そこからもリパッティの健康状態を窺い知れて胸が痛みます。
音楽を鑑賞するだけなら、シューベルト以外はスタジオ録音があるので音質・演奏ともに安定しているそちらをお勧めしますが、この録音は一人の芸術家が死を迎えつつ、最後にどのような演奏をしたかを伝えるドキュメンタリーです。最後と自覚しつつも感傷的にならず、あくまで音楽家としての責任を全うしようとしています。その精神力の強さ・気高さにも胸をうたれる不滅の記録です。

オススメ度

 この録音は確かにすばらしいものです。しかし、演奏自体はスタジオ録音のほうが優れていると思います。このコンサートでは、リパッティは立っているだけで精一杯というくらいの状態で演奏しているのです。健康状態が比較的良好のときの演奏に比べて劣るのは、当然といえば当然なのでしょう。特に後半では。   ですが、このCDを聴いて大きな感銘を受けるのは事実です。純粋に音楽としてではなく、意識が朦朧としながらも聴衆に演奏を提供しようとするリパッティの姿が、人を感動させるのでしょう。死を目前にしながらも、自分の演奏を届けようとするその姿には、誰もが尊敬させられるだろうと思います。  

オススメ度

リパッティ最後の録音。仲間達の募金で、当時発見されたばかりでとても高価だったステロイドを打ちながら、聴衆にも音楽仲間にもそして本人にもこれが最後とわかっていたリサイタル。言葉はいらない。ともかく聞いてみて下さい。これに匹敵するのは、リリークラウスの若い時のモノラルのモーツァルトだけ。もし、一枚だけ持って行って良いといわれたら、これ。

オススメ度

ディヌ・リパッティ。冒頭のバッハのパルティータから最後のショパンの第1番のワルツまで、これほど吸い込まれるような魔力を持ったCDを私は知りません。それは息をもつかせぬ緊張の連続。決して聞き流すようなことを許さない力をこのCDは持っています。リパッティといえばショパンのワルツに注目が集まりますが、このCDの中のまるで祈りの様なパルティータ、モーツアルトの8番のソナタ、彼が残した唯一のシューベルトの2曲の即興曲の宝石のような煌めき・・・彼の悲劇的な人生を想起せずとも不朽の名演であることに間違いはありません。
しかしこのCDでただ一つ気になること。リパッティは第2番のワルツを弾く前に力つきましたが、このCDの最後の1番のワルツの後の「拍手」の音。この音!気にかかるのは私だけでしょうか。まだリパッティは2番を弾こうとしていたはず。最後の力を出し切って弾き終えた1番の後、静かにCDが終わってくれていたら・・・


 
 
 
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このページの情報は
2006年4月5日16時29分
時点のものです。

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